ping を打って何も返ってこないとき、沈黙の場所を、送信側からどう見にいけばいいのか。
手がかりは、L3 の規格に最初から組み込まれていた「安全装置」にある。 TTL — 各ホップで 1 ずつ減り、0 になったら廃棄される、無限ループ防止のカウンタ。
ところが、廃棄するときルータは黙っているわけではない。 規格に従い、「時間切れの通知」を、送信元へ返している。 この応答を集めれば、各ホップが順に名乗ってくれる。
-- 安全装置の副産物が、道しるべに化ける。 ルータの応答が「廃棄通知」から別の意味に変わる発想の転換を、 概念で受け取る1本。