前話で「ルータ自身が経路を覚える」という動的ルーティングの動機を手元に置いた。 最初の素朴な答えに RIP という名前が与えられていることも、輪郭だけ受け取った。
けれど、ルータは具体的に、どうやって、何を、誰から覚えるのだろう。網全体の地図 を持っているのか、誰かが配っているのか、それとも、もっと素朴な仕組みなのか。
CORE-RT-01 で show ip route rip を叩くと、自分が手で書いていない経路が R の 印をつけて並んでいる。その行は、いつ、誰が書いたのか。
本話では、CORE-RT-01 / SALES-RT-01 / BRANCH-RT-A の 3 台で距離が 0 → 1 → 2 と積み上がる流れを追いながら、距離ベクタの素朴な動作を観察する。最後に 3 つの 観測面(設定 / 現在地 / 動きの演出)を別物として並べる。