前のシリーズの先で、リンクの状態を全員で共有する世界に踏み込んだ。配る相手は誰なのか という渇きが残っていた。
ここで、その渇きに正面から向き合う。OSPF が最初に Hello を投げて隣を見つける場面から 始める。けれど、答え方には仕掛けがある。Hello は最初の挨拶ではない。
Hello は定期的に交わし続ける生命線。Hello が届く間だけ neighbor が生きていて、Hello が 止まれば、数十秒のうちに静かに失効する。
隣は固定された設定ではなく、Hello に支えられて生きている動的な関係。show ip ospf neighbor と debug ip ospf を並べて読み、隣が成立し、生き、失われる瞬間まで 観察する。